(SAMURAI DEEPER KYOの話)熒惑輝炎が本当に好き

熒惑輝炎、KYOでたぶん三番目くらいに好きな技


熒惑輝炎のいいところ

自分で命名したと作中で明言されている唯一の技 ※要検証

"ケイコク"の名を
遊庵(ゆんゆん)につけて
もらった時から‥‥

その名に恥じない技を
ずっと暖めていた
‥‥あんたを越える
この時のために―――‥‥

"ほたる"(オレ)の
至上の『蛍火』は
"熒惑星"の炎のように
未来永劫燃えつきる
ことはない―――‥

(上条明峰 『SAMURAI DEEPER KYO (31) 』「其之二百四十八 ある炎の物語」、講談社、2005)
単に技を命名しただけでなくどんな思いを込めて名付けたのかまで言及されているのが最高。遊庵がほたるに名前をつける ⇒ ほたるが自分の技に名前をつける、という二重構造がすばらしい。名前をつけるという事象が個人的に好きなのでそれをダブルで持ってこられたらもうひれ伏すしかない。

応用性と発展性

血化粧→焔血化粧→熒惑輝炎 と段階を踏んで発展しているため単発の技より印象深い。己のパワーアップ手段である焔血化粧を敵にかけて攻撃手段にするという逆転の発想、そしてそれを今度は辰伶のパワーアップに使うという再逆転が見事。
(焔血化粧on辰伶、前振り長めで物々しく発動したわりにまったく通じずあっさり破られたのも吹雪ファンとしてはポイント高い)

原理

オレの血を燃やして創った炎
‥‥
それが血の呪印として
からみつき
相手に強制的に
焔血化粧を発症させ
内側から焼き尽くす‥‥
いくら遊庵(ゆんゆん)でも
内側からの炎に
平気ではいられないでしょ?

(上条明峰 『SAMURAI DEEPER KYO (31) 』「其之二百四十八 ある炎の物語」、講談社、2005)
内側から焼くという発想はすばらしいが血の呪印云々の仕組みはいまいち謎(あまり細かいことは気にしてはいけないのだ…)。